2015 MOKUMOKU Exhibition
中京地域でモクモクと活動してきたデンソーが、何を考え、何をしているのか?
この名古屋の地で、1904年より近代陶磁器産業を牽引してきたノリタケと共に、
デザイナーの眼を通して、その断片をありのままに描きだしてみました。
モクモクの向こうに見えるデンソー、
そして中京地域のメーカーに根付く人づくりと、
モノづくりの再発見の場をつくります。
- 現地開催期間
- 2015年9月19日(土)-23日(水)10:00-17:00 入場無料 ※終了しました。
- ノリタケの森
名古屋市西区則武新町3-1-36 *ノリタケの森内特設会場
- アクセス
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地下鉄
- 地下鉄「亀島」駅2番出口から徒歩5分
- JR「名古屋」駅桜通り口側から北へ徒歩15分
- 名鉄名古屋本線「栄生」駅から徒歩15分
バス
- 名古屋市駅バス
名古屋駅バスターミナル10番のりば
名駅13系統 児玉町経由上飯田・中切町行きor 天神山行き
「ノリタケの森」下車
乗車時間約3分 徒歩15分
- 名古屋観光ルートバス「メーグル」
名古屋駅バスターミナル8番のりば
トヨタ産業技術記念館経由「ノリタケの森」下車
乗車時間約15分
クルマ
- ノリタケの森敷地内駐車場:バス8台 普通自動車100台
- レストラン駐車場:普通自動車 25台
- ノリタケの森北駐車場:バス・普通自動車区分なし135台
※バス・普通自動車ともに30分100円
WEB Exhibition
モノづくりの始まり
デンソー社員の朝は早い。
モノを生み出すため、今日も通勤の列が連なります。
品質のデンソー
1961年に品質管理の最高権威であるデミング賞を受賞。
受賞に向けた社員全員参加での取組みが、今日も続く「品質第一」の思想や風土の礎。
一丸となって品質向上に尽力した当時の全社員5,136人の名前が刻まれています。
道具まで作る
素材適合・加工精度・耐久性を追求した刃具
用途に応じた最適な道具を自ら手作り。
部品をつくる部品も美しくつくる
精度の高い、高品質な部品は見た目にも美しいものです。その美しさを実現するのが部品製作の最終工程である研磨。
機械による作業の後、匠の技を持った人の手でより美しく正確に磨き上げられます。
何でも自分たちで作る
1970~80年代初頭に作成。
敷地境界線付近のマンホールについてはデンソーの物とわかるようにふたにデンソーマークを入れました。
モノを作る手と視線
左:ノリタケ
受け継がれる伝統
1904年の創立以来、ノリタケは日本の洋食器づくりを牽引してきました。 伝統のハンドペイントの技は、クラフトマンに代々受け継がれています。
右:デンソー
気密部品の磨き工程。
手先の感覚だけで、1/1000mmもの高い精度で部品を仕上げる。
その仕上面は虹色に輝き部品の出来栄えを象徴する。この作業や目指す水準を「虹色面を出す」と言う。
モノを作る人
モノを作る人は、似ている。集中している姿勢や真剣なまなざし。
根底にあるもの
左:ノリタケ
1957年、「我が社の精神」に基づいて社是を定め、これを実践しています。
右:デンソー
1956年に社員から募集し制定されたデンソーの社是。
モノづくりの準備
モノづくりのための支度がある。支度を整えると、気持ちが切り替わります。
手しごとの現場
一見乱雑に見えるが、手になじんだプロの道具が最も使いやすい位置に配置されています。
参考
デンソー:金型を手で削る作業
ノリタケ:お皿の絵付け作業
整理整頓
高品質のモノづくりは、整理整頓から始まる。いつでも誰でも使いやすく。
参考
デンソー:膨大なボルトを仕分ける
ノリタケ:顔料を仕分ける
モノづくりの環境
左:ノリタケ
焼成炉
1300度近い熱が土に命を与えます。
右:デンソー
車両無響室
自動車部品が発する音を低減するために音量を測定する部屋です。
作り込まれた美しさ
精緻精巧に作り込まれたモノは美しい。
参考
デンソー:SiCウェハ
ノリタケ:お皿
何でも一生懸命
お客様との打合せスペースのグリーンカーテンもこのとおり。
安全へのコダワリと飽くなきカイゼン
社員がせわしなく行き交う通路。
ブラインドコーナーで、人が出合い頭にぶつからないように。
ここにも安全のコダワリ。
伝統のパレット
物流に用いる、荷物を載せるための道具。
その上に木枠を載せ、跳び箱の要領で積み重ね、梱包するものに合わせて高さをフレキシブルに調整する。
日本電装の時代から長年使用されてきた伝統あるものです。
モノづくりはヒトづくり
技能を伝承する「夢現道場」。
ベテランの技能や振る舞いが新人たちに染み込んでいきます。