[デザイナー自己紹介]
戸田圭亮2021.12.27

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プロダクトデザインからUI デザインへ

私は2015年に入社し、冷蔵・冷凍輸送を可能にするトラック用冷凍機や橋梁点検用ドローンなどのプロダクトデザインを担当しました。その後プロダクトデザインだけでなく、会社の技術をカーメーカーに伝える展示会の什器デザインや映像ディレクション、ASEANの嗜好性を探るユーザーリサーチなど多岐に渡った業務に携わってきました。またレクサスのデジタルメーターやHUDのHMIデザイン業務の経験を経て、現在はUIデザインを担当するチームに所属し、社内の紙帳票デジタル化を行うUIデザイン業務に携わるなど、デンソーデザインの活動領域拡大に合わせて日々新しいことを学びながら自身のデザイン領域を広げています。

実体験を得ながらデザインを作り上げる

昨今のUIデザイン開発では、スマートフォンですぐにデザインの確認を行うことが可能です。例えば、ボタンのバリエーションのような細かい検討でも実際に自分で見たり触ったりして、本当に使いやすい物になっているか確認するというサイクルを何度も回しながらすぐに改善できるのがUIデザインの面白みかなと感じています。海外の飲食店をターゲットとした食材管理アプリを作成した際には、コロナ禍で実際の現場を体験できない状況でした。それでもリモートで現場の状況をヒアリングしたうえで、会議室にて冷蔵庫や食材等を用意し料理するまでのフローを実演するなど、疑似的に飲食店のワークフローを再現することで、検証と改善を進めることができました。このように少しずつでも実体験を積み重ねて、ユーザーとしての想像を膨らませながらデザインをすることを大切にしています。

幅広い領域での課題解決への挑戦が今の仕事の軸に

もともと美大・芸大への興味が強かったわけではなく、建築や情報工学に興味があったのですが、情報工学とデザインを両方学べる大学があると知り、より広い分野を学べると思い入学しました。学部ではプロダクトデザインを専攻していたのですが、プロダクトデザインだけでなくグラフィックや、web、空間など様々な分野の講義を受けられるような環境で、デザイン全般の基礎を磨く日々でした。
プロダクトデザインの課題では、災害時に役立つものや医療を題材としたものなど社会課題の解決を目指すようなものが多く、そういった問題解決を目指して、調査をし、検証を繰り返す過程を学んだことが、今の幅広い領域をデザインするデンソーでの仕事の軸となっています。

デザイナーが成長することを最優先に

デンソーデザインにはメンバーの学び・成長に寄り添ってくれる風土があり、スキルアップが必要な際には社内外の講習を積極的に受けられたり、コロナ禍前には海外出張の機会も多くありました。
初めての海外出張でインドネシアへ行き、ASEAN圏の嗜好性調査としてインタビューをした際には、拙い英語でも自分でインタビューをしてみることで自分の肌感で日本との違いを感じたり、外国語でのコミュニケーションの難しさを実感するなど、現地を知ることの大切さを1週間弱の出張の期間で十二分に体感することができました。また数年後にはドイツで開かれるモーターショーへ1人で赴き、最新の自動車のトレンドやHMIを調査したり、ドイツのデザイン会社と協力して現地のモビリティサービスを実際に体験して回ったりと、デスクトップリサーチでは得られないようなインプットを入社して間もない頃からたくさん経験することができました。
デザイナーとして至極真っ当なことかもしれませんが、それを当たり前のようにできる環境がデンソーデザインの強みだと感じています。

自身の働きがダイレクトに結果に繋がる緊張感

デンソーは大きな企業なので、自分が担当する業務のアウトプットへの影響が小さいのかと思いきや、全然そんなことはなく、新人のうちから大きな業務を任されることもあり自分の仕事の影響力を強く感じます。
入社3年目に担当した、会社の技術を伝える展示会の什器・映像制作をした際には、依頼部署の技術のヒアリングや、モックメーカー・映像制作会社とのやりとりを進めながら、どのような展示物を作ると適切に技術を伝えられるかといったアイデア出しなども並行して進めていました。こういった状況はもちろん大変ですが、自分が話したこと・自分の考えたことが全てアウトプットに繋がっていくので、完成したときの達成感も非常に大きくなります。もちろん逆に反省どころもハッキリ見えるのでここをこうしとけばみたいなこともありますが...。こういった挑戦を繰り返し経験できることがデンソーデザインの面白さだと思います。