HX WORKSHOP for KIDs 2024.10.25

8月の夏休み期間中に、小学生向けのワークショップをこまきこども未来館(愛知県小牧市)で行いました。

昨年度から続けてきた、デンソーデザインの「社会を知り、社会に知ってもらう」活動。
今年は、HX(Human Experience:※)を題材に、社会人や大学生、中高生、小学生など様々な対象に向けてワークショップを行っています。

8月の夏休み期間中に、小学生向けのワークショップをこまきこども未来館(愛知県小牧市)で行いました。デンソーデザインが大事にしているHXの2つの視点「思考の拡張」と「思考の反転」を、小学1年生から6年生の子供を対象に、楽しみながら体験いただける4つのあそび※にしました。

当日は300名弱の方に参加いただき、たくさんの親子が各あそびを楽しみ、また悩みながらもチャレンジする姿が見られました。 

デンソーデザインではこれからも、より多くの方にデンソーに共感いただけるように、HXツールを携えて、さまざまな分野の方々とワークショップを実施していく予定です。ワークショップ開催にご興味のあるアカデミアや企業の方は、ぜひご連絡ください。

※:HXデザインがもたらす幸せ 

※:4つのあそび

 

本取り組みの意義について、有識者からもコメントをいただきました。

玉置 崇
岐阜聖徳学園教育学部教授

「共創イノベーション活動の大いなる魅力」
デンソーデザイン部の共創イノベーション活動は、デンソー流デザイン思考をベースにした小学生の「HXあそび」をはじめとして、年齢や立場を超えて他者視点を育み広げる、極めて価値の高い取り組みです。​
特に小学生向けに展開された「HXあそび」は、子どもたちが楽しみながら新たな気づきを生み出し、自分を深く理解できる構成となっており、教育現場でも大いに参考になることでしょう。多世代を巻き込む共創型のワークショップは、一人ひとりが社会の一員としての自覚を深め、地球環境まで配慮したデザインを追究して行動へつなげる原動力となります。企業がこうした活動を通じて未来の担い手と真剣に向き合う姿勢は、社会全体にとって大きな意義があり、大いに応援しています。

辻 悠佑
ICMG Group 代表執行役副社長
経済同友会 アジア委員会 副委員長
一般社団法人 あいちフューチャーフェス 理事
東京大学 非常勤講師

「未来型リーダーを育成するデンソーの挑戦」
これまでの時代からこれからの時代へと転換する中で、地球に取り残された課題を解決して如何に社会的インパクトを生み出すか、が世界全体でイノベーションの中心地になってきています。私自身、東京大学で非常勤講師として教育の現場に立っている中で、若い世代の皆さんはイノベーションとは意識せずとも「地球にとって、国家にとって、社会にとって、人類にとって本質的に意義のあることは何だろうか?」という新しい発想で自然と思考していることも実感しており、デジタルネイティブからインパクトネイティブの時代の到来を感じています。
 そうした中で、HXあそびは、これまでの時代からこれからの時代への転換の本質をしっかりと踏まえてデザインされており、そして、若い世代の潜在的なポテンシャルを開放する可能性を持っていると思います。
また、デンソーが挑戦する多様な共創活動は、これからの時代の未来型リーダーを育成することに直結し、社会的インパクトを軸とした新しい産業創造へと繋がっていると感じています。私自身、愛知県出身であり、あいちフューチャーフェスという未来型教育を追求する社会的イニシアチブも立ち上げています。これからの時代に向けた未来型エコシステムをみんなで一緒に構築していければと思っています。

Member

Creative Direction:Yukihiro Kajita
Project Management:Hiroyuki Yamamoto
Project Lead:Tomoe Ota
GraphicDesign:Ayane Tezuka
Program:Yukihiro Kajita, Tomoe Ota, Ayane Tezuka
Member:Tomomi Hotta, Maiko Sato
Movie Direction: Tomoe Ota
Movie Design:Yoshinori Sugiyama
Photography:Yoshinori Sugiyama, Toshikazu Mori
Support: Takeshi Yamada, Masaki Inomae, Kohji Ohyama, Kei Nakano, Ayako Yoshida