[出張報告] Las Vegasの休日
Valley of Fire State Park2024.04.17

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アメリカの大自然を感じたい 

小川:アメリカ滞在中の休日にValley of Fire State Park (バレーオブファイヤー州立公園)へ行きました。 
40,000エーカー(約160平方キロメートル)の広い敷地に、砂丘から形成された赤く大きな砂岩を見ることができます。ラスベガスから車であれば1時間ほどで行くことができ、自然を感じられるスポットとして有名です。 
グランドキャニオン国立公園よりも手軽に行くことでき、人も少ないためおすすめスポットです。

小川:前日の夜に計画を立て観光ツアーを予約したのですが...全体の集合時間と各ホテルのバスのピックアップ時間を勘違いしており、  ピックアップ場所へ到着した頃にはもうバスが出発していました。断念しようか悩みましたが、思い切ってUberを利用し行くことを決断しました。 

吉田:Uber運転手のRODNEYさんには本当にお世話になりましたね。バレーオブファイヤー州立公園内で私達のスマホは圏外であったため、帰りのUberの手配ができないということが到着してからわかりました。RODNEYさんにそのことを相談すると、ご厚意で迎えに来てくださるということになりました。連絡手段がないため、集合時間を決めて来てもらうことにしました。 
公園に着いた時間が8:45くらいだったのですが、13:00に迎えに来てもらうことにしました。それまでの4時間は自分たちの足で観光です。 

公園入口付近にあるビジターセンター

目的地は Mouse's Tank

小川:普通であれば車で公園内の複数のスポットを回るのですが、車という選択肢がない私達は歩いて行ける範囲で公園内を回ることにしました。 
ビジターセンター内の売店で地図を購入し、地図の縮尺でおおよその移動時間を考えてMouse's Tankという左右が砂岩に囲まれた谷をトレッキングするスポットを目指すことにしました。 

吉田: Mouse's Tank までは、約30分ほどかけて歩きましたね。写真を撮りながらのんびり移動しました。 
公園内を徒歩で移動している人たちは私達以外におらず、なんとも言えない不安感とわくわく感がありましたね。途中、スーツを着た男性モデルさんとカメラマンさんが写真撮影をしていたり、ランニングをしている猛者が私達を通り越して行ったりしましたが、それ以外はたまに車が通る程度でした。

さまざまな発見 

吉田:Mouse's Tankは岩山の中で雨が溜まってできた、天然の水たまりです。水がないときもあるようですが、私たちが訪れたときには水がすこし溜まっていて、そこに岩を投げて遊んでいるひともいましたね。距離としては、往復1kmくらいのトレッキングコースになっています。 

小川:ごつごつと力強い赤茶色の岩や浸食が進み有機的なフォルムしている岩肌などいろんな岩の表情を感じられるトレイルでしたね。

吉田:ビジターセンターにも岩の種類の展示があったんですけど、何種類もの岩によって地形が構成されているみたいです。 

ビジターセンター内の展示

小川:岩の形だけでなくよく見ると先住民族が岩に書いた壁画を見つける楽しみもありましたね。 

吉田:ペトログリフという壁画で、約4000年も前のものらしいです。動物を象ったような壁画もあったんですが、トレッキング中に見た動物がその絵に似ていて。この動物を描いたのかな、と想像するのも楽しかったです。 

小川:またハプニング的ですが歩きで回ったことでちょっとした岩肌の色の違いやコケや植物などにも目を向け、普通なら通り過ぎてしまうようなところもしっかり味わうことができたような気がします。 

思いのまま自由に楽しむ 

小川:日本の自然公園との違いとして、案内看板や柵などがなく人工物を感じないところもよかったです。丘に登ることもでき、それぞれお気に入りの場所で一休みしている様子が印象的でした。

吉田:自然のありのままを体験できる感じがすごくよかったですよね。変に手すりなどが設置されていなくて、写真を撮るのにも邪魔なものが全然なかったです。 
順路が決められているわけでもなく、好きなように見て回ることができます。行ってみたけど行き止まりだった、なんてことも楽しみの一つで、子供心で夢中になれます。 
中には結構道が険しいところもあって、登りきった友人と握手を交わしている人たちもいましたね。 

吉田:すれ違う人たちが、ぺこっと会釈をしたり挨拶したりするのは日本の山登りと同じスタイルなんだなと思いました。あと、小川くんが登山ガチ勢で、かなり登るのが早くて驚きました(笑)高所でも全くおびえずにすたすた進んで行くのがすごかったです。めちゃくちゃいきいきしてましたね(笑) 

親切な方々との出会い 

小川: Mouse's Tank からビジターセンターへの帰り道では、徒歩で移動しているのを巡回中のセキュリティーに心配され、ビジターセンターまで送っていいただけました。 

吉田:疲れていたのでとてもありがたかったです。人生で初めて鉄格子のはまった車に乗りました(笑) 
また、ビジターセンターからLas Vegasの街へも、UberのRODNEYさんが予定通り迎えに来てくれて無事に帰ることができましたね。お礼に、お土産屋さんで購入したステッカーとGoogle翻訳を駆使して書いたお手紙を渡したらとてもよろこんでくれました。帰り道の途中で気づいたんですが、道が大変な渋滞だったんです。会ったばかりの私達との約束のために、1時間半以上かけて迎えに来てくれたことがわかって、感動しました。親切な方に会えて、素敵な旅の思い出ができましたね。